生産性:社会改革には、まず自分を変えることから

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日本のサービス産業の生産性が低いと言われている。まずは私たちの生産性を高めることによって、日本全体の生産も大きく変わるはず。

なぜ日本のサービスセクターの生産性が低いのか

日本のサービスセクターは生産性が低いと、長い間言われてきてている。サービス産業では過剰人員と思えるほどの人材が投入されていることもあり、テクノロジーを使ったり人材配置を見直したりすることにより、サービスセクターはもっと効率化出来て生産性も高められると言われてきた。

にもかかわらず、大きな進展は見られない。

これは、サービスセクターにいる人(特に意思決定に影響を及ぼす、会社の上層部)が提供するサービスの付加価値はどれぐらいついているかを意識ししなければ難しい。また、多くの大企業のように労働時間で給与をもらえる場合には、従業員一人一人が生産性が高くしようというインセンティブも働かない。さらに、日本の多くが事実上の終身雇用制度を敷いていて、余程のことがない限り正社員はクビにされにくいという状況の中では、スタッフひとりひとりが労働生産性を上げようという気持ちになりにくい。加えて、多くの日本人は消費者として皇室のサービスを求めるので、それを供給する側も客の要望に応えて、かゆいところに手が届くようなサービスを提供しなければいけないという事情もある。

社会を変えるには、まず自分を変えよう

では、どうすれば良いか。

社会を変えるにはまず自分を変えよう。

私たち個人はどのように生産性を向上させたり自分が生み出す付加価値を高められるのか。前提条件として、自分が生み出す成果や価値がそのまま報酬に結びついているような働き方をしていなければ難しい。

その上で、より多くの顧客がより多くのお金を払ってくれたりする価値を届ける必要がある。まず自分のスキルや特技を持つことが大事で、インターネット含むテクノロジーによってより多くの人に届く仕組みを作る。

多くの人が欲しているにもかかわらず、あまり供給されていないもの、あるいは、自分が特に価値を付けられる何かを提供していくこと。

自分が持っているものの価値は本当の価値が自分にはなかなかわからないかもしれない。そこで、頭でっかちにならず、失敗してもいいからどんどんチャレンジし提供し続けると言うこと。それによって、成果報酬型の収入を得られるようになったり、私たちの労働生産性も向上するはず。

Photo by Domenico Loia on Unsplash