何て言う?ハッピー・ホリデー vs メリー・クリスマス

今日はクリスマスイブですね。多くのご家庭でケーキを食べたりご馳走を食べたりされていることでしょうか。

さて、クリスマスの時期に「メリー・クリスマス!」と知人や同僚に言うのは、外国では実はタブーになりうる問うことをご存知ですか。

クリスマスの頃、日本人同士では「メリークリスマス!」と普通に言い合いますが、実は、当然ですがクリスマスというのはキリスト教の祝日であり、世界中の全ての人がクリスマスを祝うわけではないです。

したがって、現在では、「ハッピー・ホリデー!」と言い合うことが多いです。

私がアメリカのIMFに勤務していた時、 IMF では世界中から多種多様な人が働いていたので、当然ながら、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒、仏教徒、無宗教など、色々な方がいました。ですので、同僚同士で「メリークリスマス!」と言い合うのは避ける習慣があって、多くの場合「ハッピーホリデー!」と言っていました。

また、西欧系のカトリックやプロテスタントでは12月25日がキリストの生誕の日とされていますが、東ヨーロッパや中東やロシアで古くから信仰されている正教徒にとっては、1月7日がキリストの誕生日・クリスマスです。

私が今住んでるヨルダンでは、住民の大半はイスラム教徒ですが、 やはりこのあたりはイエス・キリストゆかりの地でありますので、特にパレスチナ系のヨルダン人の中にはキリスト教徒の方も多いです。

私はヨルダンに住んでいる間に、クリスマスの時期に(12月25日であれ、1月7日であれ)、イエスキリストの生誕の地であるベツレヘムを訪れたいです。

ベツレヘムはヨルダン川を隔てて西側にあるパレスチナ自治区にあります。今年はコロナの為とても行けそうにありませんが、次のクリスマスは、是非、ベツレヘムで神聖なクリスマスを体験してみたいです。

それでは、メリー・クリスマス、あるいは、ハッピー・ホリデー!